饒平名シマヌハー御嶽遺跡群

グスク時代前期~近世

【所在地】名護市字饒平名

 饒平名の旧集落と考えられる小遺跡群です。字饒平名の東側の森はシマヌハー(島之川)御嶽と呼ばれる拝所ですが、この森の石灰岩洞穴や斜面、及び周辺の低地に5か所の小貝塚と2か所の遺物散布地が確認されています。この御嶽の森は、ほぼ中央を通る道路により東側のフルティラ、ミーディラの2つの拝所の森と、西側のメーダキの森に二分されています。
 採集された遺物は、各地点ごとに時代差はあるものの、全体として概ねグスク時代の初めから近世の頃までのものと思われます。また、グスク時代の遺跡であるにも関わらず大規模な貝塚が形成されています。

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饒平名シマヌハー御嶽遺跡群 遠景
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饒平名シマヌハー御嶽遺跡群 貝層断面

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