運天原サバヤ貝塚

沖縄貝塚時代前期後半?中期?後期?

【所在地】名護市字運天原

※沖縄県指定文化財(史跡) 昭和31(1956)年10月19日指定

 運天原サバヤ貝塚は、屋我地島運天原の浜苗代に立地し、今から3000年前頃から1000年前頃にかけての貝塚と言われています。遺跡は運天原公民館東隣の独立した小丘陵の南側斜面下に広がっています。貝塚の範囲は約300㎡と考えられています。
 貝塚の発見者である多和田真淳氏から、貝塚の真上にある岩陰は、貝塚時代の住居跡の可能性が指摘されています。貝塚の表面調査から出土した貝は、羽地内海で採れるアラスジケマンガイを主体にした二枚貝が多数を占めています。また、人工品である土器や石器が少ないこともサバヤ貝塚の特徴とされています。出土土器には、横捺刻文土器やカヤウチバンタ式土器、宇佐浜式土器などがあります。
 貝塚の保存状況と文化内容が優れた資料を提供することから、昭和31(1956)年に県の文化財(史跡)に指定されました。

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運天原サバヤ貝塚遠景
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運天原サバヤ貝塚の岩陰

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