公開日 2020.07.28
更新日 2020.08.12
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省ホームページより抜粋)
新型コロナウイルスへの感染は、ウイルスを含む飛沫や手指が口、鼻、眼などの粘膜に触れることで起こります。このため、飛沫を吸い込まないよう人との距離を確保し、会話時にマスクを着用、手指のウイルスは洗い流すことが大切です。さらに、身の回りの物を消毒することで、手指につくウイルスを減らすことが期待できます。現在、「消毒」や「除菌」の効果をうたう様々な製品が出回っていますが、目的に合った製品を、正しく選び、正しい方法で使用しましょう。
(1)手洗い
ウイルスは水で洗い流すことで数を減らすことができます。新しい生活様式で、帰宅後の手洗いやシャワーをおすすめしているのはそのためです。石けんと流水による手洗いを行うことが最も重要です。手指に付着しているウイルス量は、流水による15秒の手洗いだけでも1/100に、石けんで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1/10000に減らすことができます。手洗いがすぐできない状況では、アルコール消毒液(濃度70%~95%のエタノール)も有効です。70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒でも一定の有効性が報告されているため、差し支えありません。一方で、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)は、危険ですので、手指には用いないでください。
(2)身の回りの消毒・除菌
熱水、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)、アルコール消毒液による消毒をおすすめします。これ以外で、家庭などで身近なものとしては、界面活性剤(住宅用、台所用洗剤)でも、効果が期待できます。新型コロナウィルスに対して有効な界面活性剤としては、現在9種類が新型コロナウイルスの量を減らせることが報告されています。
界面活性剤(9種類) ※洗剤の成分情報にて確認ください。
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(濃度0.1%)
・アルキルグリコシド(濃度0.1%)
・アルキルアミンオキシド(濃度0.05%)
・塩化ベンザルコニウム(濃度0.05%)
・塩化ベンゼトニウム(濃度0.05%)
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(濃度0.01%)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(濃度0.2%)
・純石けん分(脂肪酸カリウム)(濃度0.24%)
・純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(濃度0.22%)
また、一定濃度以上の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの量を減少させることが独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)にて確認されました。目に見える汚れをあらかじめ落とした上で、(1)拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水を使い、十分な量の次亜塩素酸水でヒタヒタに濡らす。(2)次亜塩素酸水の流水で掛け流す場合は、有効塩素濃度35ppm以上のもので20秒以上掛け流すことでウイルスの量が減らせるとされています。いずれの場合も、次亜塩素酸水が残らないよう、きれいな布やペーパーでふき取る必要があります。
界面活性剤の具体的な名称やその濃度、具体的な用途や使用上の注意に関しては、製品に記載された情報を確認の上、正しくお使いください。製剤製品によって、特徴や使用方法が異なるため、うまく組み合わせて活用しましょう。
〇参考資料
・新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
・新型コロナウイルス対策ポスター「身のまわりを清潔にしましょう。」
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-2.pdf
・新型コロナウイルス対策ポスター「家庭内で注意していただきたいこと~8つのポイント~」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf
・新型コロナウイルス対策ポスター「次亜塩素酸水を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項」
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-4.pdf
・新型コロナウイルスに対して効果が確認された界面活性剤を含む洗剤について(独立行政法人 製品評価技術基盤機構ホームページ)
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html
このページの問い合わせ先
名護市役所 市民部 健康増進課
〒905-8540 沖縄県名護市港一丁目1番1号
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FAX:53-7570
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