平成26年6月1日に施行された「アルコール健康障害対策基本法」では、アルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため11月10日から16日までを「アルコール関連問題啓発週間」と定めています。
「アルコール健康障害」とは
アルコール依存症、その他の多量の飲酒、未成年者の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障害を言います。
「アルコール関連問題」とは
アルコールに関係した問題の全てをアルコール関連問題と呼んでいます。これには様々な健康問題や社会問題が含まれています。また問題は飲酒する当人に限らず、当人を取り巻く周囲の人々や親の飲酒の影響を受けた胎児や子どもなどにも広がっています。
厚生労働省が令和6年2月に公表した初の指針「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、「お酒は少量なら飲んだ方が良い」との考えが否定され、少量の飲酒でも下記の病気のリスクが上がることが示されました。
【飲酒でリスクが上がる疾病の例】
①少しの飲酒でもリスク上昇 (男性)高血圧、胃がん、食道がん (女性)高血圧、脳出血
②純アルコール量
1日11g以上 (女性)脳梗塞
1日14g以上 (女性)乳がん
1日20g以上 (男性)大腸がん、脳出血、前立腺がん (女性)大腸がん、胃がん、肝臓がん
【健康に配慮した飲酒のコツ】
・自分がどんな飲み方をしているか把握する
・飲む量をあらかじめ決める
・食事の後に、または食事をしながら飲む
・酒の合間に水を飲む
・1週間のうち飲酒しない日を設ける
健康に配慮した飲酒に関するガイドラインや、飲酒チェックツール(純アルコール量やお酒の分解にかかる時間の計算)が公開されています。アルコール関連問題啓発週間を機にご自身の飲酒習慣を振り返ってみませんか?
令和6年度アルコール関連問題啓発週間ポスター[PDF:1.39MB]
健康に配慮した飲酒に関するガイドライン[PDF:266KB]
厚生労働省:アルコールウォッチ
関連リンク
沖縄県:アルコール健康障害対策<飲酒の問題に悩んでいる方へ>
厚生労働省: 令和6年度における「アルコール関連問題啓発週間」の取組
このページのお問い合わせ先
名護市役所 市民部 健康増進課
〒905-8540 沖縄県名護市港一丁目1番1号
電話:0980-53-1212(地域保健係 内線326/311)
FAX:0980-53-7570
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