屋我グシク遺跡群

グスク時代中期~近世

【所在地】名護市字屋我

 屋我グシクは、屋我地大橋を渡り、県道110号線を屋我地給油所から済井出集落に向かう途中の右手に見える、標高36mの丘陵地にあります。遺跡は、丘陵地とその周辺の小字、阿太伊原に立地しており、約600年続いた集落跡と考えられています。丘陵の頂上から斜面及びその周辺にかけて鍛冶場跡や祭祀場跡を含む7か所の小貝塚と、竪穴住居跡の遺跡が1カ所確認されています。
 『屋我地郷土誌』によると、屋我グシクの発祥は正確には知られていませんが、山北(今帰仁城)系の按司とその一族縁者が寄り集まり屋我グシク阿太伊原にはじめて住みついたと伝えられています。また、『球陽』によると屋我集落が現在の墨屋原に移動したのは1858年とされています。

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屋我グシク 遠景
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屋我グシクのイビ

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