嘉陽貝塚

沖縄貝塚時代後期~グスク時代

【所在地】名護市字嘉陽

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 嘉陽の集落は、嘉陽川の河口に形成された砂丘上に位置していますが、この集落内から沖縄貝塚時代後期の土器と、グスク時代の土器やカムィヤキ、中国製の青磁、染付、南蛮陶器などが採集されています。遺物の中では特に沖縄貝塚時代後期の土器が多く、底部は後期の中でも後半に特徴的な「くびれ平底」が確認されています。これらのことから、沖縄貝塚時代後期後半およびグスク時代の遺跡と考えられています。

※カムィヤキ…11~14世紀に徳之島で生産された日本の中世須恵器に似た焼物。南九州の一部から琉球列島全域のグスク時代の遺跡から出土する。

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